TAIRA PROMOTE RECRUIT 2018

TAIRA PROMOTE RECRUIT 2018

先輩たちのエピソード

01メーカーを支える影の立役者

メーカーを支える影の立役者

「伝わる」ことが、こんなに人の役に立つなんて

人の役に立つ仕事をやりたい。そう願って入社した私も、こんな仕事があるなんて夢にも思いませんでした。
平プロモートの仕事は「技術資料」制作。
…なんて言うとお堅い印象だけどつまりは「伝える」こと、なんです。

例えばマニュアル。手順書だけでなく教育や販売促進、トラブルシューティング、取扱説明書…色んな種類があります。 そもそも、そういった資料はメーカーさんがつくっていると思いませんか?確かに自社でつくる会社も多いです。でも、商品を作るのと、その商品を伝えるのは別の話なのです。 「誰に」「いつ」「何を知ってもらう」か、他にも様々なポイントを押さえていないと「伝わる」ものになりません。

・・・という私もまだ入社1年目。日々勉強です。
先日、ある会社から『新人が、先輩に教わらなくても作業できるようにしたい』という依頼を頂き業務マニュアル制作に携わることになりました。

その会社の作業の中に「ひとたたき」という動作があるのですが、これは
①左手に持った線の先端に接着剤を塗布
②左手ごと作業台に打ちつける
という、一見とても簡単な動作。
現場では「当たり前」とされる動作なのですが、そこにはとても大切な理由が隠されていました。
この動作の後にデータをとるのですが、塗布する接着剤の量が多くても少なすぎてもデータの精度を左右してしまう為、個人差なく「適量」を塗布するということ。また、「台に打ちつける」だけに見えた動作も、本来の目的である「正確なデータ」をとるためには欠かせないことなんです。
こういった「当たり前」と言われる動作の理由を理解する。そうすることでどのくらいの量を塗布し、どの程度強く打ちつけるのかを読み手に的確に伝えることが出来ます。そしてそれこそが私たちの仕事なのだと改めて痛感しました。

そして、そのマニュアルを手にした方が新しく作業を覚えて一人前に育ってゆく。間接的だけど、こんな風に人の役に立つことができる。もっともっとたくさんの人の役に立ちたい。大変だけど、そんな想いでワクワクしてきます。

02変幻自在のチームプレー

変幻自在のチームプレー

モチしか作れないモチ屋じゃない。パラレルチームで未踏分野も切り抜ける!

入社1年が過ぎたある日
「次は、電車製造メーカーさんの組み立てマニュアルをつくることになったよ」
当時の平プロモートにとって電車業界は未踏の分野。

…そうですか。と人ごとかと思えばガッツリ関わることに!
コミュニケーション能力を買われた自分は、各部署のパイプ役としてメンバーに抜擢。
招集されたのは多部署から募ったメンバー。自動車のマニュアルを担当してきた先輩が中心で、電車の知識は皆無。

もちろんはじめは手探りでしたが、進めるうちに役割分担とフローが出来上がってきました。
・ マニュアル編集ができる人 → コンテづくり・カンコツの落とし込み役
・ 図面情報の読み取りに長けている人 → 設計情報の精査役
・ 社内イラストレーター → マニュアルで使う素材の制作役 

自分はというと、メーカーさんの組立工場で作業員の手を追って撮影し、情報の吸い上げ、動画のデータベース化、CG制作、先輩の制作補助・・と自分が何の役か分からないくらい必要なことは何でもやりました。
正直とても大変でしたが、パイプ役としてメンバーやお客様から「そうそう!こういうのが欲しかったんだよ!」と、評価いただいた時は嬉しくて疲れもぶっ飛びました。
それまで、「担当をまかされる」という事はただただプレッシャーだと考えていました。けれど誰かの承認を得なくても自分とお客さんの考える理想を自分の決定で進められる充実感にこの案件で気づかされました。
また、チームって決まった形がなくても、自由でいい、自分達でつくればいいんだと改めて実感しました。

一般的な会社であれば、餅屋なら餅しか売りませんが、平プロモートは餅も作れれば、米はもとよりまんじゅうだって、せんべいも!
それと同じで、車のマニュアルが得意ですが、それしかやらない訳ではない。
色々な専門店が培った能力や得意分野を発揮して商品を作り上げていく、デパートのような会社。そんな自社で完結できるのは平プロモートならではだと私は思います。
そのときのメンバーは今もいざというときに助け合える大切な仲間です。

03世界が「分カリヤスイ」を求めている

世界が「分カリヤスイ」を求めている

次はタイ、その次はシンガポール、その後は・・・って、ひー

採用面接のときに「海外出張することもあるよ」とは聞いていました。当社はシンガポールに拠点があるので、きっと行き先はシンガポールだろうと思っていました。が、実際は違う。

ある方は車両の走行データ計測の為にタイへ行ったかと思えば、ついでに別の案件で中国へ。ある方はロシアやインドネシアの展示会視察へ、またある方は販売店をリサーチしに北米へ。はたまたパートナー企業を探しにインドへ。皆さん共通して行く理由は一つ、仕事がそこにあるから。…って、範囲広すぎ。

技術って、人に伝わって、理解されて、初めて価値が生まれるんですよね。だけど実際は、伝わらなくて困っている方がなんと多いことか。
「あの国では、売る方も修理する方も基礎知識が圧倒的に不足しているから、教育が必要だ」
「この国は日本人みたいに気が効かないから、手順を全部マニュアル化しないと」
「その地域は気候が違うから、製品の取扱い方を変えた方がいいらしい」

世界を相手にものづくりをするなら、その国の事情やお国柄に沿った対応ができなくては。そこをお手伝いするのが私たちの役目。それには、日本のオフィスに閉じこもっていては何も解決しないのです。現地のものづくりがどうなっているのか、直接確かめ一緒に考えないとね。百聞は一見に如かずってやつ? 海外って、行ってみないと分からないことだらけなんです。

「『平プロモートにお願いすれば自分達が思っているものを作ってくれる』という評判につながる仕事をしたい。」
…そう話す彼らの目は使命感で燃えています。

「今度またタイへ行ってきま〜す」
「行ってらっしゃ~い」「おみやげよろしく」
機材をトランクケースに詰め込む手つきも馴れたもの。きっと真っ黒に日焼けして帰ってくるんだろうなあ。英語をまともに話せるスタッフなんてほとんどいないのに、何とかしちゃうところがスゴい(笑)

舞台は無限。仕事のチャンスがあれば南極さえも行っちゃうかも?!

04あの最新技術にどっぷり浸かる

あの最新技術にどっぷり浸かる

メーカーさんと対等に話せなくちゃ。だから中途半端な知識は通じない

元々自動車やバイクが好きな入社3年目の私。けど、平プロモートのテクニカルライターとしての車の知識はまだまだ。
担当業務は、海外向けの販売促進資料の制作。自動車メーカーの設計部門が発行する資料をもとに、車の特徴やセールスポイントなどをまとめます。
入社当時、メーカーからの資料を目にすると、そこには知らない言葉ばかり。また周りの先輩はメカニック経験者が多く、耳にする単語も車好きな私でさえサッパリでした。
NVH(Noise, Vibration, Harshness)?
VDA方式?
AFS(Adaptive Front-lighting System)?
VDIM(Vehicle Dynamics Integrated Management)?
LKA(Lane Keeping Assist)?
今となっては全て当たり前の単語ですが、当時四大卒業したての自分には難しかったなぁ…。
とはいえ、こういった機能名称を知らないと、話している内容が重要かそうでないのかもわからない。何より先輩に何から何まで教えてもらわないと何も出来ないことに、申し訳なさを感じました。

・・・やるしかない。
そう思い、仕事そのものの手順はもちろん、分からない単語は1つずつ質問。夜な夜な用語や知識をがむしゃらに調べ続ける日も。もちろん辛いと感じる時もありますが、ひとりの車好きとしては、元整備士の先輩達やメーカーの技術資料から深い知識を吸収できる環境が、とても刺激的で楽しいです。

そもそも私達のつくる資料は間違って伝わるとお客様へ損失を与えてしまう、あるいは大事故にも繋がるものです。その一方で読者を意識し、読みやすく有益な情報が得られる資料づくりを心掛けなければならない。つまり、メーカーの資料から製品に込められた想いを読み解くことと、それを正確に分かりやすく表現するスキルの両方を備えた資料制作のプロであることが求められます。
私はまだ駆け出しで、今もまだ勉強すること、させられることばかりです。正直、先輩達の背中もまだまだ遠く、大きい。でも、こんな私を受け入れ、多くのチャンスを与えてくれる会社に応えるため、少しでも早く高い専門知識を身に付けた資料制作のプロであると自負できるテクニカルライターになりたいと思っています。

05自由度が高いぶん、責任も

自由度が高いぶん、責任も

容赦ないダメ出しにアタマが沸騰するほど知恵を絞るワタシ

楽しいことが大好き、仕事だって楽しみたい入社2年目の私。今CG制作を担当しています。
先輩のサポートをしていたのが、ようやく1人でも仕事をこなせるように
…というのは友人からよく聞く2年目の姿。平プロモートは違います。

「こんな案件があるんだけど、やってみる?」
「この仕事を任せようと思ってる」

成長度合いをみて判断してくれているものの、入社当初からこの調子で仕事がばんばん舞い込んできます。そのうえ、できそうと感じてもらえたら、部分的ではなく、構成から制作まで全体を任せてもらえるのだから驚きです。裁量が大きいからこそ、アイデアをひねり出さなくてはなりません。全力で取り組んでも容赦ないダメ出しが待っています。

ある製品のPR映像を任されたときなんて必死そのものでした。カット割りや仕上げなど何が正解かも分からず、見よう見まね。どれだけ考えても解決策が見つからず、頭が沸騰しそうになりながら、夜遅くまで没頭しました。
分からないことはいっぱい聞いたし、いっぱい調べました。調べて、考えて、調べて、考えて、考えて、カタチにする。だからこそ先輩や上司から「なるほど」「いい感じ」と認められた時の喜びは格別なんです!
完成した動画を見たとき、わたしが作ったんだ!って、ジーンときたのは今でも忘れられません。もちろん散々助けてもらったおかげですが(笑)
やる時は全力でやる!でも、張りつめているばかりじゃありません。
スケジュールも自己管理なので業務を調整して有給を頂いたり、フレックス制度を活用してのんびり出社したり。といったメリハリもつけられる環境がありがたいです。

まともにパソコンも触れたことのなかった私が今では複数の案件をこなすキャリアウーマン!は、ちょっと言い過ぎかな。 それでも、どんどん広がる業務の幅に、成長しているんだなとしみじみ感じます。

最近の目標は、デザインにおけるスペシャリストになること!でもまだ先輩とのレベル差は圧倒的。だからもっと勉強しなきゃ。
とにかく、お仕事がとっても楽しい!