設備保全の
業務管理システム開発

点検日程や人員管理、故障/修理の記録、
台帳を管理する業務システム

ご相談 / お問い合わせ

製造業(設備保全) 分野

新規システム開発 種別

アイデアを具体的にしたい 課題

概要

製造業の生産設備には定期的なメンテナンスや突発故障の対応が発生します。
「設備保全の業務管理システム(CMMS)」は点検日程や人員管理、故障/修理の記録、台帳管理ができる業務システムです。
大手部品ベンダー様の「新規事業(SaaS)」として、平プロモートが開発を幅広く支援した事例をご紹介します。

保業業務

生産部門

工場の設備で製品を作る

故障報告

修理対応

保全部門

工場の設備を点検する

不足連絡

補充報告

資産管理部門

部品や道具などを管理する

経理部門

経費や予算を管理する

CMMSシステム

修理の割り当て / 完了報告など

保全管理者

PC で状況管理

保全作業者

スマホで記録

保全状況を記録+
共有して一元管理

要点

ご依頼の背景 / 課題

製造業の生産設備には、安定稼働のため保全業務が必須(定期点検や故障対応)
しかし、故障後の保全が多いことや点検業務の俗人化など、長期的に設備が停止する原因が発生している。
大手部品メーカー様が、予知保全を促進する「保全業務の管理システム(CMMS)」の開発を開始した。

クライアントのご要望

1. 検討中の「ビジネスアイデア(BtoB業務システム)」をより具体的な形で検討したい。
2. ユーザー課題やプロダクトの機能など「あるべき姿(理想)」を明確にしたい。
3. ビジネスアイデアが技術的に実現できるか検証したい(PoC検証)

(PoC検証: アイデアが技術的に実現可能か、本格的な開発前に検証すること)

平プロモートの対応

・競合システムの分析や、エンドユーザーの調査を介して「CMMSを中心とした事業計画」を包括的にご提案。
・実際に操作できるアプリの試作品「プロトタイピング」を介して、プロダクトの全容を固めた。
・社内のエンジニアと開発協力会社の幅広い開発体制で、PoC検証を中長期的にサポートした(オフショア開発)

ご依頼の背景 / 課題

システム検討の背景

製造業の生産設備には、長期的な稼働と安定した生産性が求められます。
そのため、設備や部品の状態を監視 + 点検する「状態基準保全」や、一定期間で点検する「時間基準保全」など、
設備の異常状態にすばやく対応することや、故障や劣化を予測してメンテナンスすることが重要です。

しかし、故障後の事後点検が多いことや、点検内容が担当しか分からない、保全予定が古いままなど、
大規模で長期的な設備の停止や、再故障を誘発する課題が多く発生しています。

ご依頼の経緯

設備部品メーカーのクライアントは「故障予兆の早期発見(予知保全)」を目標に、
「部品状態をセンサで監視/点検するシステム(IoT)」の開発を、弊社の開発グループと進めていました。

そして、より予知保全や予防保全を促進させるため、
「保全業務を一元管理するシステム(CMMS)」の開発を、IoTシステムと並行して開始しました。

開発中のIoTシステムの連携や、より拡張的な機能開発など、
CMMS業務システム開発を、平プロモートにご依頼いただきました。

平プロモートのご提案

現場課題の理解とシステムの理想形を提案

保全業務の調査 / 理解を通して「システムのあるべき姿(コンセプト)」を協議します。

競合他社システムの機能分析や、現場担当者の抱える課題調査など、
設備保全がどのような業務内容なのか、どうしてシステム導入が必要なのかを前提に、
顧客の企画担当者と協議を重ねながら、システムの機能と方向性を検討します。

本システムは「現場担当は素早く記録 + 管理者は広く状況確認」できることを目標としました。

運用場面に必要な最小機能を具体的に提案

システムの方向性に合わせて「システムに必要な機能(要件)」を検討します。

プロトタイプ(動く試作品)を元に、作業記録のスマホ画面、備品や人員を管理するPC画面など、
実際に利用される人や場面、今後の機能拡張を想定して、システムの画面に落とし込んで行きます。

業務システムの全容を画面や機能で具体的に検討することで、システムの課題を早期に洗い出し、
プロジェクトの後戻りを抑制しながら「必要最小限のシステム設計」に取り組みました。

システムの機能実装 / 環境構築 + 技術検証

システムの必要機能にあわせて「実装+技術検証」をします。
スマホ/PCごとの機能実装や、システムのデータを保管するサーバー環境の構築など、

外部協力会社と協業しながら、業務システムとシステム稼働に必要な環境を実装していきます。
業務システムが実機で動き、運用の検証が可能な状態を実現しました。

現在までの成果 / 今後の構想

現場課題に対して「業務システムをどのような姿にしたいか」顧客担当者と協議 / 相談しながら、
不確実性の高い「システムの完成系」を具体性を持って、ご提案 / 実装することができました。
今後は、既存提供中のサービス連携や、既存機能の拡張、より保全と生産を繋ぐ機能拡張のご提案を予定しています。

画面

業務の一覧画面です。それぞれの作業状況を把握して、業務負荷を分散します。

設備に取り付けたIoTセンサのグラフ画面です。異常を検知して、点検を自動で依頼します。

設備の情報画面です。「いつ修理したか」「資産台帳に登録されているか」など、設備情報を一元管理します。

システム/アプリ開発、社内DX推進、新規事業アイデアのご相談

「社内に新しい業務システムを導入したい…」
「ビジネスアイデアを具体的にしたい…」
など、
システム / アプリ開発に関することなら、お気軽にご相談ください。

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