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導入事例

バーチャル教材の実現で、
現場からの新しい教育への
期待の高さを実感しています。

サービス技術部 技術人財育成室 田邉様

サービス技術部 技術人財育成室 田邉様

トヨタ自動車株式会社 様

トヨタ自動車株式会社は、グローバルで有数の自動車メーカー「TOYOTA」として、数多くの研究開発、生産、販売拠点を国内外へ展開している企業様です。

また、「モノづくりは人づくり」という理念のもと、人財育成についても大切にされています。
周囲へ好影響を与え、信頼される「人間力」と、専門性を発揮し、仕事を前に進め、人を育てることができる「実行力」を兼ね揃えた、活躍できる人財を育成されています。

サービス技術部 技術人財育成室 田邉様

QUESTION

ご担当されている業務を教えてください。

海外代理店のインストラクター向け教育の開発・実施と、バーチャルトレーニング教材の企画・開発です。

「エンジニアのキャリアパスと連動した、現場で活かせる人財育成の仕組み強化」を方針に掲げ、バーチャル技術を活用した時間と距離の制約を取り払う効果的かつ効率的な未来型教育の開発を進めています。

サービス技術部 技術人財育成室 田邉様

QUESTION

「XR Learning」の開発前は、
エンジニア教育にどのような課題がありましたか?

世界各国の販売店/代理店では、現場教育が難しい高度な教育については、販売店/代理店の本部機能による集合教育または、メーカー開催の集合教育という形に頼っていました。

しかし、集合教育には「現物」「コスト」「環境」の観点で課題がたくさんありました。「現物」の観点では、研修用の車両手配が大変です。会議室や開催場所の予約調整・準備や、教材・部品の購入準備が必要でした。

「コスト」の観点では、参加のための移動費・宿泊費が必要です。特に海外からメーカーへの国を超えての参加は非常に高額になります。

「環境」の観点では、現在のコロナ禍による制限・天災・社会情勢の影響を受けることもあります。

サービス技術部 技術人財育成室 田邉様

QUESTION

開発後の教育現場では、
どのような変化がありましたか?

今はトライアル段階ですが、現在のコロナ禍であっても、海外のインストラクターに対して車両を用いた集合研修と同等の教育内容を提供する事ができています。

海外から飛行機でわざわざ来ていただく必要も、実際の車両を準備する手間もなくなりました。また、オンライン + バーチャルとなったことで、コースへの参加希望者数も大幅に増えました。

バーチャル教材という新しい技術への関心と移動を必要とせず手軽に参加できる教育への期待の高さを感じ取る事ができています。

サービス技術部 技術人財育成室 田邉様

QUESTION

今後のエンジニア教育は、
どのように発展していくのでしょうか?

私たちはバーチャル教材の開発と並行し、現場のエンジニアが教育にどのような事を求めているのか、困っているのかを現地現物で調査しております。

見えてきたことは、多くのエンジニアが新しい事を学び・身に着けて一人前に成長したいと思っている一方、日々の業務が忙し過ぎる事、日々の業務を通じて学べる内容が限られている事が成長を妨げているという事です。

失敗できないお客様の車を使って学ぶ事や、学びたい内容に適した車両が必ずしも入庫してくるわけではありません。実務の中では限られた形になってしまっている現状の中、私たちはリアルとバーチャルでの教育の棲み分けを進めつつ、バーチャル教材によって失敗を心配する事なく、自身が車を使って学びたい事を学びたい時に何処ででも学べる新しい教育環境を開発したいと思っています。

サービス技術部 技術人財育成室 田邉様

QUESTION

学習ユーザーであるエンジニア以外の
メリットについてはいかがでしょうか?

エンジニアだけでなく、販売店/代理店本部や我々メーカーにとっても有益です。現物/コスト/環境の制限に左右されることなく集合教育を行う事が可能だからです。

また、管理者側が学習状況を把握できるようにし、エンジニアの履修状況や、スキルの視覚化ができれば教育効果の数値化など更に充実した教育が行うことができると考えています。

提供する側、使う側双方にとってメリットのある教育環境の構築を目指していくのが我々のミッションだと思っています。

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サービス技術部 技術人財育成室 田邉様

トヨタ自動車株式会社

設立

1937年8月28日

従業員数

70,710人(連結 372,817人)
※ 2022年3月末