マニュアルはダウンロードして使う時代へ
2017.02.05
マニュアル
我が家では、電化製品の説明書をできるかぎり処分しています。機能が知りたいとき・困ったときはインターネットからマニュアルPDFをダウンロードして使っています。妻が断捨離にはまっており「余計なものは即、廃棄」という強固な意志が我が家を支配しているためですね。
BMWのマニュアルも……
高級車BMWには、紙のマニュアルがついてこないと聞いたことがあります。こちらも、インターネットでマニュアルを参照する仕組みになっているようです。
ここで述べたいのは、「マニュアル自体が不要になった」のではなく「紙のマニュアルが不要になりつつある」という点です。一般の書籍以上に、マニュアルにおいては目的とする項目の検索性が重要になります。紙マニュアルの目次をみて、索引をみて……とするよりも、PDFで目的とする言葉を検索したほうが早いし正確です。
まさにインターネットでマニュアルを「検索」し、マニュアル内部でも目的とする機能を「検索」する時代になったということです。
iPhoneにもマニュアルはありません
多くの方がお使いのiPhoneにだって、「取扱説明書」なんてありません。それでもみなさんは苦も無くiOS・アプリを使いこなしています。
では、ユーザーはiPhoneのすべてを知り尽くしているのでしょうか? そうではありません。ユーザーは、困ったらインターネットで「検索」し、使い方を学んでいるのです。つまり、「インターネットがマニュアルの機能を果たしている」のです。
Wikipediaに代表される、知の集合体としてのインターネット。一般の紙媒体書籍が電子書籍に移行しつつあるように、マニュアルのメディア自体も大きな変遷のさなかにあるのです。
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